製麺業から調理麺製造、さらに特徴ある惣菜業(デリカ)に業容を広げ、創業70周年を迎えました。しかしその過程には、常に「働き手確保」の壁がありました。外国人労働者の受入れから30年。ミャンマーからの技能実習生45名、その他アジア各国からの派遣社員も多数、元気に働いています。人として帰国後の将来まで考え、一人ひとり大切に向き合っています。経営指針成文化セミナー、さらに元法政大学院教授の坂本光司氏との出会いから、働き手を大切にすることに目覚め、経営理念のコアを『従業員が誇りの持てる会社づくり』とし、新卒採用から共育体制の整備、外国人労働者の受入れ機関の設立、障がい者雇用に特化した子会社の設立、当社を退職した高齢者がイキイキ働くお店の開業、地域の子どもたちも受け入れる企業内認可保育園の設立など、あったらいいなと思う様々なことを次々と実現してきました。バイタリティー溢れる栗田氏のそれらの施策の背景にある『人に対する想い』は、「採用」「育成」「定着」の大きなヒントが得られたのではないでしょうか?

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9月例会の栗田さんの執念はすごいですね。
外国人受入れ、一人ひとりを向き合って30年経営しています。
今後高齢化率が上昇する中で日本人の単身世帯が増加
それを勘案し、中食市場が増加、スーパーマーケット、コンビニエンスストアも伸長傾向、
総合スーパー、専門店、百貨店は横ばい傾向である。
人手不足からの経営危機で外国人の採用に踏み切った
日系ペルー人、不法就労イラン人、中国研修生
を雇用しミャンマー研修生を見出してこられました。
経営理念として、麺とデリカの新しい食文化を創造する
1.私たちは誇りの持てる会社づくりを通して全ての従業員の幸せを目指します。
1.私たちは安全で安心な商品づくりを通してお客様の幸せを目指します。
1.私たちは環境にやさしい商品づくりを通して全ての人々の幸せを目指します。
従業員に任せる経営を行い、100年企業を目指す
評価も出来ることを評価しない
教えてなんぼ→それを評価する
今は褒めることができない、教えることができない
そのために共育チームと委員会を設置
売上、経常利益も上昇中
断る勇気としても、あるグループ会社で4億減少したが
ある地区への販売開始によってアイテム領域の拡大に成功
今後も新工場で皆で移動し共育とコミュニケーションの高い組織を目指す
創業70周年に社員の決めたテーマ
100年継続企業になる:高創新
1.企業価値を高めて高く飛躍する
2.創造性豊かな企業を創り飛躍する
3.今までとは違う分野でも成長で新しく飛躍する
これからも楽しみにしています。



倉本さんの講師紹介!

支部長のご挨拶



今回の感想として、 千代田支部の並木さんより頂きました。
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栗田社長のご講演は、会社経営に対する姿勢からとても参考になりました。
特に、誰と誰が関わってほしいかを明確にした組織図が分かりやすく
〇〇委員会などテーマごとにチームを組むことで責任感を持ち取り組んでいる
外国人の方たちの様子に感銘を受けました。
私の会社でも近年は外国人の方が働くようになりました。
ただ、いわゆる「労働力」としての雇用であり、長続きしないのが現実です。
今後はもっと一人一人の社員に向き合って、配置なども決めないといけないと思いました。
また、例会の最後を締めくくられた文化堂相談役の後藤様の
「夢と高い目標を持つ事」という言葉にもハッとさせられました。
高い目標は掲げても商売を徹底的に好きになって「夢」を見出せなければ
経営者も社員もそして家族も幸せになれないのだと思いました。
貴重な例会に参加させて頂きありがとうございました。
有限会社並木商店 並木 建造
URL: namiki29.com