品川支部の8月例会は、㈱ユーワークスの代表取締役である吉本氏に報告頂きました。
何を転帰に、何を考え、実践してきたか…。中小企業が『脱下請け』を目指すには、マルチタスクとある程度の市場規模が必要と言われる中で、東京の産業特性を生かした経営の実現、『残業ゼロ』『土日出勤なし』の勤務環境の実現、更なる発展に向けて挑戦し続ける吉本氏の報告は、気づきと学びとエネルギーに溢れる有意義な時間となりました。
広報委員 大竹麻佐子
報告者プロフィール
株式会社ユーワークス 代表取締役 吉本英治氏
石川県金沢市出身
文京支部、経営労働委員
事業;法人向けITシステムのコンサルティング/設計/開発/運用・保守
医療機器企業、大学、研究機関向けIT支援業務
事業所:(本社)文京区湯島、(サテライト)つくば市・ヤンゴン
【吉本氏 報告概要】
・経営者としてのターニングポイント【2011年3月11日】
ライフスタイルの変化、脱・下請け
・2011~2014年 利益体質の変化(経営・組織・スキル)
コミュニケーション(社内外)→コンサルティング能力の底上げ
・2014年~ 採用も本気でやる
・2014年~2015年
「身の丈に合わない“夢”をみなさい。」「どんな業種だろうが会社が向かう先は“命”」
・2015年~ 東南アジア視察、医工連携
→自社の強み(IT×医療×アジア)、専門性、地域性、財務安定ふまえた更なる発展。


【グループ討論】
① 報告からの気づきシェア
② 身の丈に合わない夢とは何か
③ 社員と大切にしていることは?

感想
吉村社長のお話で勉強になったことは、大きな選択を一瞬でしたとしても、決断後、何があっても迷わない強い意思と集中力を、常に維持してらっしゃる姿でした。
「売上の多数を占めていた下請けの仕事を一切やめる」「ゲームアプリの開発は旬の時期に敢えて撤退」など、目の前にある仕事を、断ったり、切り捨てることは、とても怖いことだと思います。
しかし、吉村社長は、絶対に会社をこの方向に導くという信念に基づいて、「何を選び、何を捨てるか」を常に明確にし、貫いたからこそ、切り捨てたもの以上のアイディアにたどり着き、飛躍的な売上と会社の器の拡大を達成しているのだと思いました。
今の私の信念では、会社が苦しかったら、断るのが怖くて目の前の数字に目が眩んで不本意な仕事でも受けてしまうかもしれない。
しかしそのブレが、成長を妨げているかもしれないと思い、改めて会社の理念を見直して、実行していこうと思いました。
また、「会社の業績を伸ばしたい」という経営者の希望と、「こんな会社で働きたい」という社員の希望、この2つを満たすことに関しての徹底した実践も大変勉強になりました。
社員の働く環境を改善する努力の先に、業績の拡大は可能なのだということに希望が持てました。私もそれを目標にしていこうと思いました。
本当にたくさんの学びがありました。ありがとうございました。
株式会社 彩生
代表取締役 新井佳代子
ありがとうございました。
