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3月例会 「障害は特性・可能性は無限大」~障害者の立場から障害者雇用を考える~

 今例会の報告者は、全盲の弁護士さんは日本に3人しかいないが、その3番目に弁護士になった、豊島支部会員の大胡田誠さんである。現在40歳、弁護士歴は10年。先天性緑内障で12歳で失明、筑波大付属盲学校の中高等部を経て慶応義塾大学法学部、同法科大学院に進み、8年に及ぶ苦学の末に司法試験に合格し現在に至る。

 健常者でも超難関の試験に、苦悩と挫折の中でも挑み続けられた心の強さに敬服するばかりだが、そんな大胡田さんをつくった家庭や周りの環境はどんなだったのだろうと、彼の一挙手一投足に釘づけになった。

 前を向き、笑顔で丁寧にかみしめるように一語いちごじっくり話される。小さいころからハンデを負って孤独な闘いを乗りこえてこられた方の、明るさ、オーラ、引力、惹きがスゴイ!目が見えない分、脳と心、感性はどれほど磨かれ強くなるのだろう。お母さまからは、自立して生きてゆけるように特別扱いせずに育てられたというが、彼の「助けられ上手になる努力をする」「ずっと助けられてきた自分も、弁護士になれば人の役に立つことができる」の言葉はずんと響いた。

 常にその人の目を見て「人と人は鏡映し。自分が相手を好きになろう、理解しようすれば、関係はできる」と、自称「町弁」として、日々人の気持ちに寄り添っている。しかし、見えないところをカバーしてくれる多くの人の助けや配慮を得ながらでしか、仕事は遂行できない。だが、クライアントも理解してもらおうとたくさん話す。すんなりとはいかない分、お互いがわかり合おうと努力するから、結局関係ができてくる、と深く納得した。

 ワンタッチで伸びる杖、データを読み上げるソフト、色を教えてくれる道具、時を教えてくれる腕時計、携帯必須の7つ道具も紹介してくれた。ご家族は、全盲で声楽家の奥さまと二人の小さなお子様。夫婦は自ずと会話が多く、義母やたくさんの友人が出入りし、皆が子育てをしてくれているという。子供たちは、きっと大勢の大人の中で豊かに育つのだろうと感じた。

 西欧と違い、障害者に対しての心のバリアの高い日本で、大胡田さんは、「もっと障害者を知ってほしい、企業は雇用をすることで知ってもらいたい、もっといえば、障害者だけじゃない、世の中の外国人、妊婦、高齢者、LGBT等、多様性をもっと受け入れてほしい」と強く語る。多様性は特性、多様性があるからこそ、クリエィティブになる、なるほどとうなずかされた。                   広報委員 倉本小百合 

大胡田さん近景

じっくり語るお話に

皆聞き入りました。

G討議のテーマは、「自社で障害者雇用をどうすすめるか?」

大胡田さんが質問に答えてくれました。

大胡田さんの、まっすぐ見てくれる目がキラキラ、自然のこちらの心も開きます。

新会員の(有)商陽社 服部正さんから、ご感想をいただきました。ありがとうございました。

5月より品川支部に入会させていただきました有限会社 商陽社の服部正です。

当社は、中小企業経営者様のビジョンの実現をサポートさせていただくため以下の3つを柱にしております。①損保管理職として1億円プレーヤーを育てた営業プロセスで売上アップに貢献、②会社を取り巻く5つのリスク対策、③会社の価値を高める財務アドバイスです。とはいえ、当社も役職員4名の超零細企業ですので、もう一度経営理念から学びたいということでこのたび入会させていただきました。先輩経営者から貪欲に学んでいきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

3月例会の感想

 「対話こそ共生社会を開くカギ」

まず驚いたのは、佐藤・鈴木姓は全国で200万人、高橋・田中姓は、150万人

日本の障害者人口は800万人ということです。しかし、日本において障害者は様々な生活の場面において、物理的なバリアや心のバリアに阻まれて、地域の中で自立した生活を営むことができないままです。そんな中でも大胡田さんは、町弁として依頼者との信頼関係を築き大活躍されております。目の見えない弁護士でも信頼してもらうため、次のような考え方で人と接しておられます。「相手がなかなか心を開いてくれないと感じるときは、たいてい自分が力んでいたり、変に構えていたりするものだ。それが相手に伝わる。だから人から理解してもらいたければ、まずは自分が相手を理解することだ。信頼して欲しければ、まずは信頼する。好かれたいのならば、好きになることだ」人間の関係は鏡写しと同じだということです。これは口で言うことは容易いけれど、日々実行することは難しことだと思います。また幼少時からお母様から「迷った時には、自分の心が温かい方を選びなさい」という教えを守ってこられたということです。

そして最後に「相手のことを考えてみる、たくさんの人のことを思ってください」という言葉が印象に残りました。私も自分ができることからまずは1つずつ実行していきたいと思います。 

 

              有限会社 商陽社 服部正 https://fphattori.jimdo.com

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20170323 例会アンケート.pdf
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