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7月例会 2代目経営者の 社員と共に成長する事業継承ストーリー ~親子兄弟、社員との厚い信頼関係が盤石な土台を築く~

 平成28年7月21日、中小企業センターにて、支部7月例会が行われました。今回の報告者に、大洋機械㈱(http://www.taiyoukikai.co.jp/)の代表取締役の猪狩浩さんに登壇をお願いしました。猪狩さんは入社歴35年、お父様から引き継がれて社長歴17年のベテランさまであり、革新が素晴らしく、親子兄弟がしっかりとタッグを組まれ、社員さまとの絆もさらに強くなられ、業績も躍進中であり、その秘訣はどこにあるのか、皆関心深く聞き入る姿がありました。

 猪狩さんは、大学卒業後は本当は噺家になりたかったそうです。お父さまからも好きなことをやれと言われていて強制はされなかったそうですが、父の会社を小さいころから見てこられた使命感のようなものから、自分から入ることを決意されたとのことです。

 新卒の最年少で社長候補として入ることは、その風当たりの強さは想像するも易く、どんなに辛く大変だったかと思いますが、まず猪狩さんは新しい目で、会社の弱みであった納期を改善するべく、内外の調整に昼夜を問わず働いたそうです。必死にガンバり続けるそんな姿に、1人二人と社員さんたちがだんだんと協力をしてくれるようになったそうで、「あなたが社長でよかった」と一社員さんから言われたことが報われた瞬間だったとのお話はこちらも胸が熱くなりました。さらに、節約の励行、多能工化の推進、父や兄との良好な役割分担、もともと権力を求めず同友会の労使見解を実践されてこられた先代からの経営理念の成文化、実力に見合った賃金の評価の導入を進め、今は高齢化もしくは未経験でもやる気のある社員さんを活かす方策を思案されていらっしゃる。 

 会社を私物化しない。社員がここではたらいてよかったと思える会社に。先代からの穏やかで人を尊重する精神の上に、浩さんの科学的で温かい叡智が輝いていらっしゃいました。

 猪狩さん、ご多用の中ご報告本当にありがとうございました。  広報委員 倉本小百合

成文化された経営理念

例会全景。

猪狩浩さん。

その落ちついた佇まいと、内容もさることながら、さすが噺家!の話術で引き込まれました。

グループ討議。

テーマは「社長になったときに、どのようにして社員さんから認められるか?、もしくは認められてきたか?」

懇親会。猪狩さんを囲んで懐かしいお顔が並びます♪

例会参加のご感想を ㈱コバヤシ 小林徹也さんからいただきました。ありがとうございました❀

 この度、大洋機械株式会社 代表取締役社長 猪狩浩社長より「二代目経営者の社員と共に成長する事業承継ストーリー ~親子兄弟、社員との厚い信頼関係が盤石な土台を築く~」を拝聴させて頂きました、株式会社コバヤシ 常務取締役 小林徹也と申します。

 弊社は東京と神奈川の3拠点でインテリア資材の販売と施工を行っている設立から56期目を迎える会社でして、来期には2代目社長からの事業承継を控えております。今回のご高話は正に弊社にとって貴重な「実体験談」を伺える機会とあって現社長と連れ合っての参加となりました。

 カリスマ創業者から、事業承継を成し遂げられた猪狩社長のお話より特に心に残ったフレーズは、まだ入社間もなく悪戦苦闘されていた頃に、モノ作りに対して夫々のこだわりとプライドをもった職人の方が、それまでの直向きな頑張りを見守り続けてくれていたかの如く、ある日手を差し伸べてくれたという場面を語られたシーンから想像される、人の心の在り方です。

 「思うように運ばない時やつらい時でも前を向いて人の三倍働く覚悟で取り組む人の覚悟」「その気概を見守りながら、自分の立ち位置を見定め、仲間やリーダーとして認めた瞬間の人の清々しさ」「そこで経験された思いを会社の改革や次の世代との信頼関係つくりに活かす人の熱意」…呼応の連鎖は、そこに関わる人々の関心が自分ではなく相手に向けられているからこそ、成し得る事と気付かされました。それは猪狩社長と従業員の方々との間だけでなく、創業社長や一緒に経営に携わっておられるお兄様との関係にも通じていらっしゃるのだろうと、、、。 

 実は弊社も大洋機械様と同じく次の世代では長男と次男が一緒になって事業を承継してゆくことになります。しかしながら、65名の社員とその家族や協力業者の方々の生活に希望を与え続ける会社に成長させてゆかなければならないとう使命を背負って事業を承継する者に求められる、資質・理念・感度…のレベルは、現社長が「安心して任せられる」と思えるに足る到達点には至っておりません。その隔たりを埋めるこれからの道程では、兄弟それぞれが一切の甘えを捨て、互いの長所を認めて協力関係を形成する事、社員にも自らが次の世代の会社を創ってゆく主体者である事の意思統一を成し遂げねばなりません。その指針となる人の心の在り方を今回勉強させていただきました…ここで大事と思いますのは、私自身がどう感じたかと合わせて、一緒にお話を聞いた現社長は何をどのように感じたのか聴いて知る事、他の経営幹部や社員にもこの収穫を会社に対する思いと共に自らの言葉で伝え実践し、これからの事業承継を必ず成功させてみせます!!

                         株式会社 コバヤシ 常務取締役 小林徹也 

                           http//www.kbys.co.jp

小林徹也さん。

例会参加の方の内容のみのアンケートです。
他の方の視点がわかります。
20160721 例会アンケート名前なし.pdf
PDFファイル 1.8 MB