平成27年4月16日、中小企業センターにて、2015年度支部総会、記念講演、懇親会が行われました。
新支部長小柴体制のこの1年は、スローガン「刺激の連鎖 ~刺激的な仲間⇔刺激的な学び⇔刺激的なビジネス~」と銘打ってすすめられました。支部長の丁寧な陣頭のもと21研はじめ経営体験例会、ビジネスマッチング、合同例会、ワーク実践例会、政策提言、経営塾、立正大学での経営総合特論授業、マーケティング研究会、卓球・旅行同好会等実に多彩な事業が遂行され総会にて報告されました。27年度は皆が創意を発揮し動きやすいように委員会から部会に再編成されました。支部長はじめ幹事の皆さまご尽力お疲れさま&ご充実さまです。品川支部第34期が始まります。皆さまどんどん参加し刺激の交換をいたしましょう。
今回の記念講演は、支部長の熱~いラブレターにて話題の㈱ユーグレナの出雲充社長の招聘が実現しました。東大初のバイオベンチャ―で数々の賞を受賞され、3年前には上場も果たされました。ユーグレナ(ミドリムシ)には59種類もの栄養素があり他にも様々な可能性があるようです。中3のときに地球の飢餓問題・環境問題に目覚め、師となる方がたとの出会いを胸に、世界を救うためにひたすら純粋に研究と伝えつづける努力を積み重ねてこられました。ラストの社長の夢である5年後の東京五輪にミドリムシでジェット機を飛ばした時のキャビンアデンダントのイメージアナウンスは、とてもリアルで鮮明で鳥肌がたちました。
夢を描く、目標を掲げる、そしてそれに向かって打たれても打たれてもあきらめずに行動しつづける。夢のスケールの大きさとともに、使命感に満ちた35歳の経営者のスゴすぎるひたむきさから大きな刺激と勇気を戴きました。
広報委員 倉本小百合





記念講演のご感想をいただきました。新会員の久保彩さんです。
『繰り返し挑戦する人だけが成功する』~
株式会社ユーグレナ 出雲充社長から学んだこと~
7年前起業してすぐ神奈川同友会に入会し、沢山の学びを得てきた㈱メタモルフォーの久保彩と申します。昨年より本社がある東京同友会にも籍を置き、勉強させて頂いております。
今回は品川支部の総会に相応しく心を打つ講演を聞く事が出来ました。株式会社ユーグレナは『ミドリムシで地球を救おう』としている企業です。その代表である出雲社長は『地球を救う』気概を言葉ではなく、真摯な行動により示し続けてこられました。世界初ミドリムシの屋外大量培養を成功するという偉業を成し遂げた彼らが2年の歳月をかけ、意気揚々とプレゼンした会社は500社。しかし500社全てが『聞いたことがないからリスク』と判断。501社目ではじめて『誰も聞いたことがないからやろう』と採用してくれました。たった1社の採用から、支援者の輪が広がり今やその株の時価総額は1500億円(3年前は1千万円)になっています。お金も、才能も、コネもなかった出雲社長が成功した理由はたった一つ。『繰り返し挑戦したこと』例え成功率が1%としても459回繰り返せばその成功率は99%に逆転するという数学的真実を、ひたむきに信じた道を貫き『続け』成功を手にした出雲社長の経験が裏付ける結果となりました。
諦めずに繰り返せたのは何か?それは彼が『一番にこだわり続けた』からでした。心から尊敬する大切な人(メンター)の言葉と、自分の原点を思い出させてくれるTシャツ(アンカー)。どんなにつらい事があっても、その2つが『世界を救う』という決意と熱意を思い起させました。
弊社は人財育成のコンサルティング業であり、社名のメタモルフォーはサナギから蝶への変態を意味しています。人や組織が変革を成し遂げ大きく羽ばたけるよう少しずつ丁寧にヒアリングし対話を重ね、お客様の痛みも葛藤も共有する事で改革をサポートしています。組織内での支持者を得るまでに時間がかかることもあります。誠心誠意、全力で取り組んでも、もどかしい思いや諦めたくなるような経験をしてきました。それでも弊社が挑戦し『続ける』ことは何か?それは『人は必ず変れる』と信じる事です。『繰り返し挑戦する人だけが成功する』だから私も『希望を育む事』を決して諦めない。自らの仕事を完遂する事で、貴重な学びへの感謝を必ず体現して参ります。出雲社長は勿論のこと、貴重な機会を作ってくださいました幹事の皆様にも心から御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
株式会社 メタモルフォー 代表取締役 久保彩