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12月例会 「社員をやる気にさせる魔法のヒトコト」


 

 平成26年度最後の例会は、多くの参加者を迎えて開催されました。

 報告者は、日本ペップトーク普及協会の会長さんでいらっしゃる、岩崎由純さんです。

   

 ペップトークとは、短くて分かり易い、肯定的な言葉を使った、魂を揺さぶることばのこと

 です。今回の報告では、ペップトークの実例やその重要性について、非常に分かり易く、

 熱心にお話しをして下さいました。

 ペップトーク、簡単そうに見えて、実はとても奥が深いことがわかります。

 スポーツの監督は、わずか数十秒の言葉の中に、選手の力を十二分に引き出せるように魂を

 込めて言葉を投げかけているんですね。

 今回の報告で、言葉の力にはすごいものがあると、改めて気付かされました。

 「ネガポジ変換」ができるようになるまでは訓練が必要そうですが、日常の場面でもネガポ

 ジ変換を意識して会話をするだけでも、伝えた相手に、より元気・勇気を与えることができ

 ると思いました。

 また、報告会の最後には、文化堂会長の後藤せき子さんから紺綬褒章受章の報告をしていただきました。素晴らしいです!

 グループ別討論では、社員に普段掛けるべき言葉、これから掛けるべき言葉を議題に、様々 

 な意見交換がなされました。

 

 本日の例会も、上司・経営者として身につけるべきとても大事なことに気付かされました。

 岩崎さんのお話しは非常に楽しく、80分の報告があっという間に過ぎてしまいました。

 

 岩崎さん、大変ありがとうございました。

 

                                 弁護士 鵜之沢大地 

 

12月の例会に参加して

 12月例会では日本初のアスレチックトレーナーとして活躍されている岩崎由純先生を講師にお招きして、「ペップトーク」をテーマに講演していただきました。「ペップトーク」とは、短くて分かりやすい肯定的な言葉を用いた、聞く人をその気にさせる言葉のことです。

 岩崎先生は、シラキュース大学に留学された際にペップトークを学ばれたということでした。そして、先生が見分されたペップトークの事例をふんだんに紹介してくださいました(大学スポーツにおけるコーチが選手に投げかける激励の言葉,平成23年サッカー女子W杯なでしこジャパンの決勝戦PK戦前に監督が選手に伝えた言葉「思いっきり楽しんでこい」、プロのアイスホッケーリーグを題材にした映画「miracle」での試合前の監督のスピーチなど)。

 岩崎先生が講演の中で一貫して強調されていたのは言葉が持つ力です。相手を元気づけるにしても、「大事な場面だから失敗は許されないぞ!」と否定的な言葉・表現を用いれば、聞いた人は萎縮しやすくなり、成果につながらない。これに対して「今この時のためにこれまで苦しい練習をしてきたんだ。これまでの成果をめいっぱい出し切ってこい!」などのように、肯定的な言葉・表現を用いれば、普段どおりあるいはそれ以上の力を引き出すことができる。このような肯定的・前向きな言葉・表現のことを岩崎先生は「ポジティ語」と表現されていました。

 そして、日頃の言語習慣にポジティ語を用いることで、思考習慣が前向き・肯定的なものへと変わり、行動習慣も前向き・肯定的なものへと変わる。その結果として、目標を実現する事ができるという好循環が生まれるというお話でした。

 このようなポジティ語を適切に使えるようになるためには、普段から相手とコミュニケーションをとって、相手との間に信頼関係を気付いておくことの重要性です。岩崎先生の表現を借りると相手を承認するということだと思います。相手を承認することがあって初めて《相手の話を聞くゆとりを持つ(傾聴力)→相手の本音を引き出す(質問力)→全体を俯瞰する(洞察力)→状況を見極める(分析力)→伝えたいことを適切に表現する(伝承力)》という一連の好循環を生み出すことができるのだと思われます。

 ペップトークはスポーツの現場で生まれたようですが、岩崎先生によれば、経営者と従業員,上司と部下という関係においても応用可能ということです。それが講演の副題でもある、社員の潜在能力を120パーセント引き出す声かけです。スパルタ式や根性といった言葉が死語となった現代において、従業員の持てる能力を引き出すためには、ポジティ語を用いて従業員のやる気を引き出すという方法、ペップトークの方がより効果的なのかもしれません。

 そのためにも、私たち経営者・上司は、日頃から従業員との接点を増やして、従業員の個性・特徴を頭に入れて、従業員に応じたコミュニケーションを心がける必要であると感じました。

 講演後のグループ討論も、どうやったらペップトークを日頃の仕事に生かせるのか、また参加者の日頃の言葉がけにおいてポジティ語が用いられているのかなどについて振り返りが行われ、参加者一同、改めて普段用いる言葉選びの大切さについて意識を新たにしました。


 

                   日本大通り法律事務所 弁護士 小

 

 

当日の参加者からのアンケート(内容のみ)がみられます。
20141218 例会アンケート HP用.pdf
PDFファイル 1.0 MB