例会アーカイブ-2019年度-
2020年
1月
10日
金
2019年12月例会『3代目として継ぎ、4代目に繋ぐ~山﨑商会、100年企業に向けての不易流行』
品川支部長のマツヤデンキ山﨑氏が赤裸々?に話してくれました。
支部長の話は日々進化しています。過去にお聴きになった方も満足いただけたのでは無いかと思います。
締め括りとしては支部長の熱いお話、思い出に残ったので年末でしたね。
皆さんいい笑顔です

講師紹介

迫力ある例会




いつもは渡しているのに、今回は謝礼を受ける側で

参加者のアンケートはこちらです。
2019年
10月
29日
火
2019年10月例会 3年後のAIインフラに乗り遅れるな ~意外と簡単!中小企業でも今から始められるAI~
今回は待ちに待ったAIは中小企業の経営戦略になり得るか?
皆様にご確認いただく例会ではなかったでしょうか。
ある部分においては 人の能力を超え・進化し続けるAIを 使いこなす企業が勝ち残るのか?
すでに中小企業で実施されたAI活用と効果を報告して頂きました。
そして、「わが社の難題をAIで解決できるのか?」をテーマにグループ討論を実施しました。
当初は各参加者企業が抱える課題、こんなことできたらいいなを考え、AIで解決可能か報告者やAI開発者に回答して頂きました。
かなりの時間を使って質問に対する回答をしましたので、皆さん腑に落ちたのではないかと思います。
私の知り合いにも参加した感想としても、とても分かりやすく解説してくれたセミナーはないと喜んでいました。
聞くところだと、さっそく今週あたり、クロノスさんに伺いに行ったとか..
参加者にとっても、次につながった例会だと思います。ありがとうございました。
Agenda
1.AIとは・・・初心者にとってもわかりやすく解説して頂きました
2.ビジネス活用事例 ・・ 数多くの活用事例を紹介して頂き、導入するきっかけを中心でしたのでハードルが下がったのではないかと思います。
3.これからのAI ・・では何から始めらばいいの? 課題の要素分解の方法、セミナーの紹介など導入きっかけになったのではないかと思います
今回例会参加感想文を中萬学院 鬼沢さんより頂きました。ありがとうございます。
ーー
AIが世の中で、利用され始めていることは薄々とは感じておりましたが、今回の研修を受け、いよいよAIが本格的に活用される時代が来たと強く感じました。業務の中で、AIで行った方が効率の良いと思われる仕事はいくつか考えられますが、講演された先生が注意していたように、本当にAIでないと出来ないのかという検証を充分に行ってから進める必要があるということも勉強になりました。これからの時代は、いかにうまくAIを取り込んで組織の競争力を高めていくかということが非常に重要になっていくと思いました。ありがとうございます。 株式会社 中萬学院 広報戦略局長 鬼沢 秀之




報告者が討論に参加して頂き、多くの質問に回答して頂きました。
支部長からの謝礼

閉会の挨拶としてビエットさん、これからはAIとRPA

2019年
10月
29日
火
2019年9月例会「働き手なし」「定着しない」からの挑戦 ~外国人受入れ、一人ひとりと向き合って30年~
製麺業から調理麺製造、さらに特徴ある惣菜業(デリカ)に業容を広げ、創業70周年を迎えました。しかしその過程には、常に「働き手確保」の壁がありました。外国人労働者の受入れから30年。ミャンマーからの技能実習生45名、その他アジア各国からの派遣社員も多数、元気に働いています。人として帰国後の将来まで考え、一人ひとり大切に向き合っています。経営指針成文化セミナー、さらに元法政大学院教授の坂本光司氏との出会いから、働き手を大切にすることに目覚め、経営理念のコアを『従業員が誇りの持てる会社づくり』とし、新卒採用から共育体制の整備、外国人労働者の受入れ機関の設立、障がい者雇用に特化した子会社の設立、当社を退職した高齢者がイキイキ働くお店の開業、地域の子どもたちも受け入れる企業内認可保育園の設立など、あったらいいなと思う様々なことを次々と実現してきました。バイタリティー溢れる栗田氏のそれらの施策の背景にある『人に対する想い』は、「採用」「育成」「定着」の大きなヒントが得られたのではないでしょうか?

ーー
9月例会の栗田さんの執念はすごいですね。
外国人受入れ、一人ひとりを向き合って30年経営しています。
今後高齢化率が上昇する中で日本人の単身世帯が増加
それを勘案し、中食市場が増加、スーパーマーケット、コンビニエンスストアも伸長傾向、
総合スーパー、専門店、百貨店は横ばい傾向である。
人手不足からの経営危機で外国人の採用に踏み切った
日系ペルー人、不法就労イラン人、中国研修生
を雇用しミャンマー研修生を見出してこられました。
経営理念として、麺とデリカの新しい食文化を創造する
1.私たちは誇りの持てる会社づくりを通して全ての従業員の幸せを目指します。
1.私たちは安全で安心な商品づくりを通してお客様の幸せを目指します。
1.私たちは環境にやさしい商品づくりを通して全ての人々の幸せを目指します。
従業員に任せる経営を行い、100年企業を目指す
評価も出来ることを評価しない
教えてなんぼ→それを評価する
今は褒めることができない、教えることができない
そのために共育チームと委員会を設置
売上、経常利益も上昇中
断る勇気としても、あるグループ会社で4億減少したが
ある地区への販売開始によってアイテム領域の拡大に成功
今後も新工場で皆で移動し共育とコミュニケーションの高い組織を目指す
創業70周年に社員の決めたテーマ
100年継続企業になる:高創新
1.企業価値を高めて高く飛躍する
2.創造性豊かな企業を創り飛躍する
3.今までとは違う分野でも成長で新しく飛躍する
これからも楽しみにしています。



倉本さんの講師紹介!

支部長のご挨拶



今回の感想として、 千代田支部の並木さんより頂きました。
ーー
栗田社長のご講演は、会社経営に対する姿勢からとても参考になりました。
特に、誰と誰が関わってほしいかを明確にした組織図が分かりやすく
〇〇委員会などテーマごとにチームを組むことで責任感を持ち取り組んでいる
外国人の方たちの様子に感銘を受けました。
私の会社でも近年は外国人の方が働くようになりました。
ただ、いわゆる「労働力」としての雇用であり、長続きしないのが現実です。
今後はもっと一人一人の社員に向き合って、配置なども決めないといけないと思いました。
また、例会の最後を締めくくられた文化堂相談役の後藤様の
「夢と高い目標を持つ事」という言葉にもハッとさせられました。
高い目標は掲げても商売を徹底的に好きになって「夢」を見出せなければ
経営者も社員もそして家族も幸せになれないのだと思いました。
貴重な例会に参加させて頂きありがとうございました。
有限会社並木商店 並木 建造
URL: namiki29.com
2019年
10月
09日
水
2019年8月例会「脱・下請!から世界へ ~地域の個性を生かした経営戦略」
品川支部の8月例会は、㈱ユーワークスの代表取締役である吉本氏に報告頂きました。
何を転帰に、何を考え、実践してきたか…。中小企業が『脱下請け』を目指すには、マルチタスクとある程度の市場規模が必要と言われる中で、東京の産業特性を生かした経営の実現、『残業ゼロ』『土日出勤なし』の勤務環境の実現、更なる発展に向けて挑戦し続ける吉本氏の報告は、気づきと学びとエネルギーに溢れる有意義な時間となりました。
広報委員 大竹麻佐子
報告者プロフィール
株式会社ユーワークス 代表取締役 吉本英治氏
石川県金沢市出身
文京支部、経営労働委員
事業;法人向けITシステムのコンサルティング/設計/開発/運用・保守
医療機器企業、大学、研究機関向けIT支援業務
事業所:(本社)文京区湯島、(サテライト)つくば市・ヤンゴン
【吉本氏 報告概要】
・経営者としてのターニングポイント【2011年3月11日】
ライフスタイルの変化、脱・下請け
・2011~2014年 利益体質の変化(経営・組織・スキル)
コミュニケーション(社内外)→コンサルティング能力の底上げ
・2014年~ 採用も本気でやる
・2014年~2015年
「身の丈に合わない“夢”をみなさい。」「どんな業種だろうが会社が向かう先は“命”」
・2015年~ 東南アジア視察、医工連携
→自社の強み(IT×医療×アジア)、専門性、地域性、財務安定ふまえた更なる発展。


【グループ討論】
① 報告からの気づきシェア
② 身の丈に合わない夢とは何か
③ 社員と大切にしていることは?

感想
吉村社長のお話で勉強になったことは、大きな選択を一瞬でしたとしても、決断後、何があっても迷わない強い意思と集中力を、常に維持してらっしゃる姿でした。
「売上の多数を占めていた下請けの仕事を一切やめる」「ゲームアプリの開発は旬の時期に敢えて撤退」など、目の前にある仕事を、断ったり、切り捨てることは、とても怖いことだと思います。
しかし、吉村社長は、絶対に会社をこの方向に導くという信念に基づいて、「何を選び、何を捨てるか」を常に明確にし、貫いたからこそ、切り捨てたもの以上のアイディアにたどり着き、飛躍的な売上と会社の器の拡大を達成しているのだと思いました。
今の私の信念では、会社が苦しかったら、断るのが怖くて目の前の数字に目が眩んで不本意な仕事でも受けてしまうかもしれない。
しかしそのブレが、成長を妨げているかもしれないと思い、改めて会社の理念を見直して、実行していこうと思いました。
また、「会社の業績を伸ばしたい」という経営者の希望と、「こんな会社で働きたい」という社員の希望、この2つを満たすことに関しての徹底した実践も大変勉強になりました。
社員の働く環境を改善する努力の先に、業績の拡大は可能なのだということに希望が持てました。私もそれを目標にしていこうと思いました。
本当にたくさんの学びがありました。ありがとうございました。
株式会社 彩生
代表取締役 新井佳代子
ありがとうございました。

2019年
6月
24日
月
2019年6月例会 恒例のウーマンズビジネスグランプリ入賞者の報告例会です。
『元気な女性がビジネスを変える~女性起業家が目指すWin-Winビジネスとは』
6月20日(木)品川中小企業センターで実施しました。
それぞれ、企業に至った経緯や事業を通して人や社会に貢献する熱い想いを講演していただきました。 広報委員 滝口政行

<発表者プロフィール>
グランプリの藤井治子さま SAY㈱
「バレエ」を健康づくりに活用することを、世界で初めて実用化した運動プログラム『エイジレスバレエ・ストレッチ』のレッスンを提供されています。
今回の為に、わざわざ大阪から来京されました。

<発表者プロフィール>
ファイナリストの山村沙世子さま あきざくら
着物のアップサイクルとして職人の手で制作した「着物傘」の販売やレンタル事業をされています。
皆さん笑顔の集合写真


最初は藤井さんの報告です

アートギャラリーで楽しんでください
つづいて、山村さんの報告です

こちらもアートギャラリーでお楽しみください
グループ討論などの写真です。
今回は新入会員のよしおかりつこさんより、ご感想頂きました。
「ウーマンビジネスグランプリ2019 in 品川」にて、グランプリまたファイナリストに選ばれた2人の女性起業家による報告でした。
SAY株式会社 代表取締役 藤井浩子氏からの「みなさんは何のために生きていますか」という問いかけに、会場の空気に緊張が走りました。
何のために生きるのか。何のために仕事をするのか。
それを忘れて「生きるために生きる」「仕事をするために仕事をする」それではよりよい生き方もよい仕事もできないと思いました。“何のために”を考えることで、自分も社員も取引先も社会も未来も楽しく喜ばしくなっていくと感じました。
次に、あきざくら 代表 山村沙世子氏からの報告ですが、キーワードに“楽”と“和”があったように思います。
外から見ると大変なことも難題もとにかく楽しんで乗り越えるという姿勢と、日本人が愛してきた自然の多様性や調和を仕事に取り入れる発想は素晴らしいと思いました。
「想像できることは創造できる。とにかく行動」クリエイターでもある自分にとって、とても勇気をもらえる言葉でした。
バレエと着物。どちらも多くの女性にとっての憧れのモチーフです。明るく強く美しい。ぐいと背中を押してくれるお話しでした。感謝申し上げます。
ritsuto design LLC. よしおか りつこ
2019年
5月
10日
金
2019年4月総会&記念講演 「グローバル時代に求められる経営者とは」
4月18日午後5時より、2019年度品川支部総会が行われ、山崎敦久支部長体制1年目の総括&方針を実行した多くの幹事から報告され、6時45分からは、講師にアップル・ジャパン元社長の山元賢治氏を招き、内外から100名もの参加者が集い熱気溢れる夜となった。
山元賢治氏は、㈱コミュニカ代表取締役、59年兵庫県生まれ、神戸大工学部卒、83年日本IBM入社、日本オラクル外資系企業を経て、45歳でスティーブ・ジョブスに会い2004年指名されアップル・ジャパンの代表取締役に就任し、iPadビジネスの立ち上げからiPhoneを市場に送り出すまで国内の最高責任者としてアップルの復活に大きく貢献された方。現在は、世界で通用する人材を育成することをミッションとして、経営者塾、英語塾、企業顧問等を展開しておられる。今回の講演では、自ら世界のビジネスの現場で常に実践してきた覚悟「覚悟108®」から、リーダー哲学の一部を語ってくれた。
「Think Different」世界では違うことが当たり前、クレイジーと思える人が天才、自分の意見がない人は世界では尊敬されない。主語は「I」で話す、言葉に責任を持つ。部下はみている。イヤなことほど、問題が小さいうちに手を打つ。人は失敗からしか学ばない、成功というのは今持っているスキルで手にしたもの、失敗とは未来へのスキルの糧となる。「Representative」(当事者)であること。いい人と言われたら終わり(怖いとかの方がいい)。心地よくなったら赤信号(変化がないのは居心地がいいこと、成長が止まっているサイン)。成長できる職場であること。他社を誹謗しない。部下には同じことを繰り返し話すことが社長の仕事。目的(What)と手段(How)を取り違えるな。仕事で一番大切なものは、実は体力。笑顔に勝る挨拶なし。この人の下で仕事がしたい、と思える魅力的な経営者に。・・・。
モノ語る実績、溢れ出る強烈な個性、自信、オーラ、、そんな山元氏いわく「ITの浸透により、ビジネスのあり方、ライフスタイルが変革の時代を迎えた現在でも、いつまでも「変わらない価値」がある、それは、人への思いやり、そして人とのコミュニケーションに基づいた信頼の絆ではないでしょうか。」最後に見せた満面の笑顔、会場を包み込むような厳しくも温かさの余韻、名刺交換の長い列は続いた。 広報委員 倉本小百合

総会~進行山崎支部長、議長山内圭輔氏

山崎支部長挨拶

記念講演~大盛況でした!

山元賢治氏、噂にも勝るスゴイ圧!

講演後、大盛況の記念フォト❀

懇親会司会の清水直子さん、お疲れさまでした❀

新会員の大竹麻佐子さん、鈴木宏和さん

加地正人さんが東京同友会から感謝状授与❀

懇親会❀
記念講演の感想を新会員の鈴木宏和さんからいただきました!
今回のセミナーは、刺激的でした。
日本の借金は、財部誠一の「借金時計」など拝見していますとものすごい勢いで借金が増えています。
山元様が「未来の子どもたちに背負わせていいのでしょうか」と、話されていましたが、政治家をはじめ誰も返すことなど考えていないのではないでしょうか。今の若い人々は、未来に多額の借金を抱えて生きていかなければなりません。これが、若者に夢を語れない原因になっていると思います。この原因を取り除いてあげれば、もっともっと羽ばたけるようになるのではないでしょうか。
本当に、日本の未来を考えるのなら、消費税を40%程にあげて、返済に回すべきと考えます。今の人々は痛みを伴いますが、耐えて、辛さの中からまた、素晴らしい発想が出て、日本は更に進化していくと思います。
(私は、「借りた金は本人がかえさなアカン!」という考えがあるので)
ビジョンですが、山元様は、「自分の会社が潰れて困る人がいるのか」これが理念だと、話されていました。ここは、私はもっと強く認識しなければいけないところである、と感じました。よりお客様に感謝され、お互いに無くてはならない存在になることです。「共に勝つ」であると思います。
同友会には、さまざま会社の方々がいらっしゃいます。当然のごとくいろいろな考えがあり、自分では気づかなかったことなどありますので、大変勉強になり、ありがたいです。今の私は、それを受け入れるようになってきたと感じます。それを実践し、より良い社会にしていきたいと思います。
また、高齢化は当然のごとく、ますます進んで行きます。高齢者も、生産していかないと、生活できない時代が来ています。今後はAIと共存して高齢者をより活用できるような社会になって行くと思われます。「年だから」と言わずに、スマートフォンなどを使用して、体に負担を掛けないような仕事をしていくことが必要です。
これからも社会はものすごい勢いで変化していきます。その変化を感じ取り、素早く対応していくことが、会社を継続し社会の役に立っていくことであると思います。
弊社、鈴仙運輸は、品川区勝島にありトラックは12台を要する運送会社です。テレビ・ラジオ局の放送機材を輸送しており、野球中継やサッカー中継あるいは歌舞伎座などの劇場からの中継もございます。日本全国365日24時間稼働しております。私は、1960年生まれで今年59歳になり、鈴仙運輸は、私の祖父が立ち上げました会社で、三代目になります。特にドライバー不足が顕著な業界であり、少しでも業界の向上と魅力ある仕事にしていこうと考えて、日々奮闘しております。どうぞよろしくお願いいたします。 鈴仙運輸株式会社
代表取締役 鈴木 宏和
2019年
5月
06日
月
2019年3月例会 『ともに助け、ともに生きる』 〜障害者のための保険会社の挑戦〜
3月例会は、港支部会員の榎本重秋さんを発表者に迎え開催されました。榎本さんは、今まで無かった障害者のための保険を作り、その普及に尽くしてきましたが、会社スタート時から困難の連続で、自身の無力さを痛感。何度もくじけそうになりながらも、必死に頑張って来ました。その経緯と,なぜ今日があるのか、貴重な体験談をお話しいただきます。
発表者プロフィール

ぜんち共済株式会社
榎本 重秋 氏
昭和40年町田市生まれ:53歳。
中学ではバスケ部キャプテン、高校時代は多少グレるも無事に卒業。
明治大学に進学。卒業後、平成元年にA保険会社に入社。12年勤務後Z保険会社に転身。平成16年脱サラして現在の会社「ぜんち共済株式会社」を設立。今日に至る。家族は妻と子供3人。
例会の始まりです


<会社設立の経緯>
これまで、障がいがある方々は保険への加入が難しいと言われていました。
ぜんち共済が提供する保険では、病気やケガの時の医療保障や死亡保障、その他にトラブルが起きた時の法律相談や弁護士委任費用の補償が可能な権利擁護費用保険金、個人賠償責任保険金があり、多くの方から支持を得て現在契約数は約4万5000件にのぼります。
外資系の損害保険会社で働いていた時、障がいのあるお子さんを持つ方から、お子さんが入れる保険が無くて困っていると相談を受けたのが、ぜんち共済の始まりです。
障がい者の方とその保護者が抱える不安を聞いて、保険で役に立ちたいという気持ちから、平成12年に「全国知的障がい者共済会」を立ち上げました。
同じように悩んでいる方の需要があり、契約数は発足から約6年で2万件ほどになった頃、法改正があり、廃業するか保険会社を設立するかという選択を迫られ、会社設立を決断しました。

しかし、保険会社の認可を受けるまでには本当にたいへんで、準備に2年間を費やし、人もお金も集まらず、その間は営業ができないのでお金は減っていく一方でした。もうダメだと思ったことも何度もありました。認可を受けるために、毎週新たな資料を作っては戻されるという事が繰り返されました。
解決策の見えない日々に、ついには心が病んで、駅のホームでうずくまることもあり、通勤途中に線路を眺めながら「飛び込んだら楽になるかな」とまで思いました。
しかし「約束を果たさなければ」という思いが、辛くても苦しくても背中を押し続けました。この頃,会社の創業期からのナンバー2社員と上手くいかなくなり、退社することになりました。これは今でも心が痛みます。
当時先輩や経営者仲間にアドバイスを求めて話を聞きに行っていた中で、同じく少額短期保険の会社を始めようとしている、財務や法務など5人のエキスパートチームと話す機会がありました。
しばらくして彼らが会社設立を断念したと聞き、手伝ってほしいと声をかけると、全員が賛同して設立に協力してくれました。
彼らのお蔭で無事に会社を設立でき、更に営業を開始してからも昔の仲間や友人たちが、アフター5の時間を使って事務仕事を手伝ってくれました。
ここまで来られたのは支えてくれた方々のお蔭です。本当に感謝しています。
世の中には、保険を必要とする人がまだたくさんいます。
私たちは障がい者保険のスペシャリストを目指すと同時に、本当に役立つ保険を提供できるよう、今後も努力し続けます。
そして、社員とその家族を幸せにできる、自分たちもお客様も幸せになれる会社を目指し、コツコツと身の丈に合った成長を続けたいと思っています。
◆ぜんち共済株式会社
http://www.z-kyosai.com/
討論会

自身が中心となり会社を作り上げる作業は、想像を絶する困難を伴います。駅のホームでうずくまることもあり、それを乗り越えて偉業を成し遂げた、ぜんち共済 榎本社長に沢山の質問が上がりました。しかし、私達のチームには現在のナンバー2の社員さんが参加していて、ほとんどその場で専門的なことまでお応えいただき、たいへん勉強になりました。全てお応えいただいたので、討論内容と質問をまとめるには逆にたいへんだったようです。(ほとんど討論にはならないので・・・)
今回の経営体験報告をはじめ、ほとんどの創業者の皆さんは「苦しい時期を耐え忍んで」成功に結び付けています。会社設立以来30年になる私は、若き経営者の皆さんの前向きな姿勢に、ただただ感心するばかり。積極果敢な若きチャレンジャーに今日も元気をいただきました。ありがとうございます。

支部長より金一封が授与されました。

最後に恒例の写真撮影です。“みんな良い顔してますね!”
品川支部広報委員 トーコ–アドサービス株式会社 高橋照治
2019年
3月
11日
月
2019年2月例会(開催日は3月7日)『中小企業の「正」とは何だ! ~正義を大事に正しい判断をし続けるブレない経営』
満を持して 株式会社 日本ディジタル通信の有倉將人代表の登壇です。波乱万丈なお話に引き込まれます。
3月7日は、順延になっていた大田支部長で日本デジタル通信の有倉社長の2月例会を行いました。
厳しい環境下でも、ブレずに曲げない経営者の姿に、大変刺激を受けました。
山崎支部長いわく、
--
彼とは、ずいぶん前から既知の間柄でしたが、この十数年の間に大きな荒波を超えてきたのだと改めて知りました。
私も、本社の倒産やM&Aなど大きな環境の変化もありましたが、きっと皆んなそうなのでしょう。そして、これからも、ずっと変化に対応してやっていくのでしょう。
同友会を通して、多くの経営者が、仲間として、ある意味ライバルとして、切磋琢磨し、情報交換しながら、この長い道のりを歩み続けていくんだなぁと、いろいろ考えさせられた例会でした。
--
有倉社長はじめ参加していただいた皆さま、大変ありがとうこざいました。
広報委員 滝口政行

<講師のご紹介>
講師の有倉まさと様
成蹊大学を卒業、現在は、株式会社 日本デジタル通信の代表をつとめておられます。
日本デジタル通信は、中小企業のオフォス環境最適化支援を行う企業として
これまでに1800社以上への導入支援の実績を持っています。
2016年4月より東京中小企業家同友会 大田支部 支部長に就任されています。
波乱万丈の経営者である有倉社長。会を潰したくないとう執念、幾つもの困難に取り組み成長していく姿は、多くの勇気と気づきを与えてくれます。
『社員をずっと不幸にしていた』感じからの内改革。
あらゆる創意工夫と誰にも負けない努力、幾つかの転機を迎えて、今の経営にたどり着きました。社風作りから始まる工夫は、いただきのヒント満載です。
・逆境における経営者の覚悟、執念
・会社を変える→経営者の姿勢、社風、ミッション、成長へビジネスモデル
そして講師打合せにおいて、私がとても共感したのが
『強きをくじき弱きをたすける』
自分の弱さを知っているからこそ人を援(たす)ける
傲慢で強引な力には抵抗して打ち克っていくという心を大切にする
この言葉に惹かれました。




2019年
2月
06日
水
2019年1月例会 「A3 1枚であなたのビジネスを可視化する ~ワークを通じて自社のビジネスモデルを再確認~」
1月17日午後6時半より、きゅりあんにて支部例会が行われました。今月の講師は、コンサルタントの小関伸明氏(ビリーブロード㈱ 取締役)。ITとビジネスイノベーションの専門家であり、2度の起業経験をもつ起業家でもあられ、2018年10月に新規事業の成功に必要な3要素(理念、技術、実践)を身につける場として、アントレプレナーズ・ジムを開き、企業家&起業家の育成に力を入れておられます。
今日の課題は、自社の「ビジネスモデルキャンパス」(BMC)を作ってみること!です。ビジネスモデルとは、「事業の構造」であり、改めて自社(自分)を棚下しする貴重な機会になりました。参加者の30名は熱い経営者ばかり、小関講師の分かりやすいリードの元、9つの項目に一つひとつ頭の中を言語化してゆきます。中でも、「顧客セグメント」=「どんな人によろこんでもらうか」、「価値提案」=「自社(自分)が選ばれる所以であるサービスの特徴」を言葉にするのは、背筋が伸びる気がしました。そうして他の項目もどんどん付箋に書き、A3のキャンパスに貼ってゆきます。そしてできたものをグループ(5名位)内にて2分でプレゼンです。さらに削ぎ落した版を1分で2巡目プレゼン。
同業者でも全く違う展開になることが面白く、それを「他社が真似できない非合理性」との表現に納得。たとえば同じ会社の中で新規事業を考えるときに、この共通言語を用いて社員それぞれに書いてもらうことができますし、たくさんの人のを見ることは発想のトレーニングになるとのこともうなづけます。いい時間になりました!
小関講師ありがとうございました! 広報委員 倉本小百合

例会全景、そろそろ始まります。

司会はフレッシュ!行政書士ブラン法務事務所の下田朋子さん❀

支部長山崎さんのあいさつ。

企画者のコシバさん、会員がこの共通言語をもちいることができれば、との主旨でした♪

講師の小関伸明氏、柔らかに惹きつける方でした!
各グループでは、熱いプレゼン合戦が繰り広げられました( ..)φ 右下は指導してくださったファシリテーターの3名様(左から三津田さん、大島さん、垣内さん)ありがとうございました!

小関講師、ファシリテーターの方々、皆さん、有意義な時間に感謝です♪
参加のご感想をいただきました!大竹さんありがとうございました❀
品川支部会員ファイナンシャルプランナー大竹麻佐子です。
個人事業のFP事務所を「事業として向き合う」「発展させる」べく、昨年より同友会に参加させて頂いております。気づきと学びに毎回ワクワクしています。今回は、タイトルだけでも、現在の自分の課題解決になるのではと思い参加いたしました。
誰に、何を、どのように自分のサービスを提供していくのか、そのための準備と活動を考え、キーワードを付箋に書き出す。付箋をキャンパスに貼り付けていくことで、それぞれが意味をもって繋がっているのがわかりました。順調!!と思いきや、ワークショップで躓きました。2分で説明は無理でした。
小関さんの仰る「精査・ムダ・そぎ落としをしていくこと」「何を軸とするかで、自分自身の価値が創造されていく。」は納得です。後半は、付箋を12枚に減らす作業、実は、減らしきれませんでした。2度目のワークショップで、グループの皆さんが、2分以内で紹介できていたのに、私は、初回同様に時間が足りませんでした。絞り切れていないんですね。あれもこれも…まだまだ軸がブレているのかもしれません。BMC(ビジネスもですキャンパス)を利用して、もう一度考えてみます。
「ビジネスプランは、ビジネスモデルの後にどう行動していくかの計画づくり」というメッセージは深く心に残りました。
同友会の良いところは、他業種でも共に考え、共有できるところだと感じています。同じグループのみなさんの話を聞いて、新鮮なこと、納得なこと、共有できること、たくさんありました。
でも、やっぱり絞り込みは難しいですね。時代の流れとともに、顧客価値の変化は、リアルに感じています。
素晴らしい時間をありがとうございました。
ゆめプランニング笑顔相続・FP事務所
代表 大竹麻佐子 https://fp-yumeplan.com/