東京中小企業家同友会 品川支部の公式WEBサイトです。 中小企業家同友会は社会貢献が出来る良い企業づくりのために共に学び成長する経営者の全国組織です。

例会アーカイブ-2017年度-

2018年

1月

18日

2017年12月例会&忘年会 100年継栄(けいえい)企業のビジョン

こんにちは!

広報委員の滝口です。

2017年最後の12月例会&忘年会に参加してきました。

12月例会は、速水潤一さま 株式会社マネージビジネス会長です。

テーマは100年継栄(けいえい)企業のビジョンです。

(黒字があたりまえの成長軌道)

※余談ですが速水様は私と同じ高校出身が驚きました。

 

7度の企業変革の経験をもとに100年継栄企業への変革を歩まれてきました。

・親会社の経営危機による分社とその対応

・自社の経営危機への対応

・速水さまの経営指針経営の基盤づくり

・速水さまの経営指針経営の定着&レベルアップ

・親会社からの独立(株式買収)

・社長承継

・二人代取から一人代取への承継

 

グループ討論も3つの観点で議論しました。

・組織

  方法論ではなく、なぜ仕事をしているか

  目が無い、手がないを見極める

  事業部毎業務が違う。短期創業者、事業部採算

・財務

  出金を減らす→機械の活用

  スクラップビルドを繰り返す

  ストックビジネス →顧客成長

  新事業→出資→ファイナンス

・サービス

  人脈(同友会、JC)→コラボ、営業、紹介

  異業種の採用

  成功の共有(成果)→研修バランス

  センスを磨く

忘年会は、ジェスチャー大会や巨大ジェンガ、少し変わったグループ報告など

面白く、楽しく、素晴らしい時間を過ごすことができました。

趣向を凝らした幹事様、本当にお疲れさまでした。

変顔バージョン

ほかの皆さんの撮影写真もアップいたします、

アンケート用紙
例会にご参加頂いたみなさまから寄せられたアンケートをダウンロードできます。是非、他の参加者がどんな学びをしたのか、お互いにシェアしましょう。
アンケート.pdf
PDFファイル 2.1 MB

2017年

11月

17日

2017年11月例会 平成29年度 立正大学経営学部 経営総合特論 プレ例会

こんにちは。広報委員の滝口です。

2017年11月16日(木)に11月例会に行ってきました。

平成29年度立正大学経営学部 経営総合特論プレ例会です。

学生70名参加の大きなプレとなりました。

・品川支部 川村貴弘さま 川村金属(株)

・品川支部 服部正さま  (有)商陽社

・港支部  安藤滉邦さま (株)ケアプロデュース

・目黒支部 近藤浩史さま (株)文化堂東京営業所

・大田支部 寺嶋卓さま  寺嶋社会保険労務士事務所

 

その中で私は 品川支部川村貴弘さまの司会を務めさせていただきました

 

川村様は実際の金属物を持ってきていただき、学生達に触らせたりして

熱意のこもったプレゼンをしていました。

 

やんちゃな青春時代

北京オリンピックでの上昇

営業のつらさ(ホームページ、チラシとか)

銅健値の価値減、リーマンショック

さまざまな問題、壁にぶちあたり、それを乗り越えてきた考えなどは

違う業種でもとても参考になるお話でした。

第2部では、経営者と学生の交流会です。

各分科会ごとに集まり、学生さんは順繰り移動して

各経営者さんと交流です。

交流ゲームも学生との寸劇を開催

とても盛り上がった交流です。

また就職での興味もたくさんあり、学生さんは熱心に各企業家に質問をしていました。

皆さん、いい会社に就職できますように。

2017年

10月

18日

2017年9月例会「売上300%を2年連続実現 しかも社長不在 ~決め手はマニュアル作りとデータ管理~

 平成29年9月21日夕刻、品川支部例会が行われた。報告者は、当支部会員のグエン・ミン・ヴィエットさん(ベトナム国籍)。東工大情報工学科卒、40歳、ソフトウェア会社勤務を経て7つもの起業を行うが、リーマンショックで2つを残し会社を失う。しかし、その経験やその後であったメソッド(アクションコーチ)により、現在は社長がいなくてもベトナムと日本の社員21名の会社は、順調に回り成長している。そんなミラクルな?グエンさんの経営の秘訣を聴きたい40名もの会内外の参加者で溢れ、大例会となった。

 今年度のベストオブ例会にエントリーしています!

グエンさん近景、そのパワーの源は「東南アジアを世界に近づける」こと☆目標は壮大!ピュアな笑顔の所以ですね。

グエンさんの社長不在でも会社が回る、その緻密で合理的なマニュアル、KPI等にくぎ付け。

グループ討議で其々の会社の方法を共有でき、こちらもおおいに刺激をうけました☆

お二人の参加者の方の感想です。㈱金森製袋紙工 平島康江さん、相互印刷㈱ 山内圭輔さん ありがとうございました!

 ベトナム人経営者であるグエン・ミン・ヴィエット氏は日本の大学を卒業し、帰国後日系大手ソフトウエア会社に就職、2005年に日本企業向けのソフト会社を起業され、2012年には日本法人を設立されました。本社設立後は順調に経営が進み7社を起業するという順調な経営をされていましたが、2009年リーマンショックで経営が悪化、ITと翻訳の会社以外5つの会社を失い負債を抱えるという大変な経験をされました。この時、経営知識の乏しさと人材採用の不勉強を痛感して、ベトナム、日本、ドイツ、アメリカへと経営の猛勉強をする中でアクションコーチ(中小企業向けのデーター分析による経営)に出会い劇的に経営が変わったそうです。

2015年アクションコーチの経営メソッドで事業を再構築して、1年後に売上300%達成、2年後も連続300%達成という結果を出し、利益を上げ、人材雇用を増やして大きな業績を上げています。しかも社長はベトナム本社に出社するのは3ヶ月に1度のみで、ほとんどは日本でのトップ営業に専念して本社はスタッフに任せ、社長不在でも会社は成長し続けているという画期的な仕組みを実現されています。

その要因は会社のデーターをすべてエクセルで管理し経営に生かす事、データーやスタッフの行動計画も進捗状況もすべて、グーグルカレンダーで社長とスタッフで共有する事、徹底したデーター分析経営、経営(PDCA)の数値化管理をされています。しかも、東南アジア言語に特化したビジネス翻訳と特殊分野の翻訳いう、ニッチな分野で業績を伸ばしていることなど、アクションコーチを忠実に実行していることが成功の要因であり、中小企業でも実行できるノウハウということで大変興味深い内容でした。アクションコーチによる経営実現と、アクションコーチを普及させようとする情熱を感じる例会となりました。ヴィエットさん、大変貴重なお話を有り難うございました。

       金森製袋紙工株式会社  平島 康江 http://www.kamikakou.com/

 

 

 昨年の9月に東京中小企業家同友会に入会した私にとって、今回は入会後ちょうど1年となる例会でした。この1年で例会での報告やグループ討論、懇親会等から多くのことを学び、様々な考え方や取り組み方を知ることが出来ました。その中で私が一番強く感じ、影響を受けたことは、活躍している経営者の多くの方が同じベクトルに向かって社員の誰もが能力やマインドに関係なく等しく取り組み成果を出すことの出来る仕組みづくり、環境づくりに力を注いでいるということです。

 そして今回の報告者のヴィエットさんのお話しの中には同様の要素が多く詰まっており、この徹底した方法論がベトナムに本社を置きながら、社長がほとんど社内にいない状態で2年連続売り上げ300%を達成していることに繋がっているのだと感じました。

 ヴィエットさんはベトナム出身の40歳です。今では自社の売上を伸ばしながら多方面で活躍しているヴィエットさんですが、実は事業を一度失敗しています。人材の使い方、急速な拡大、経営知識の乏しさ等の原因があったようです。しかしそのままでは終わらないヴィエットさんはその後様々な国で行われている支援プログラムを利用して経営の勉強を開始します。そして出会ったのがActionCoachです。ActionCoachで学んだことを活かしてニッチな分野に目をつけようと、ライバルの少ない東南アジア言語の技術向けに特化したビジネス翻訳に乗り出し、データ分析による経営を始めます。徹底した数値管理と社員へのマニュアル作り、Googleカレンダーによるスケジュール管理と共有により社長不在ながら2年連続売り上げ300%の達成に至っています。

 ヴィエットさんの取り組みはまさにこれまで私が影響を受けた仕組みづくりと環境づくりの重要さと共通しており、1つの方法論として一見徹底しすぎに思えるほど徹底することにご自身の考えや取り組みに対する絶対的な自信を感じました。その象徴として、質疑回答の最後に「マニュアル化を徹底すること無感情であることはまったく違います。」と強調された時の自信に満ちた表情が今でも強く印象に残っています。

 私は入会してまだ1年ですが、これからも新たな価値観や方法論を学ぶことが出来ることを改めて感じることの出来た例会でした。 

相互印刷株式会社  山内圭輔 http://www.sogo-p.com

当日の参加者の評価と感想です。
17.9例会 アンケート集計結果.pdf
PDFファイル 741.7 KB

2017年

9月

11日

2017年8月例会 昭和運送株式会社 高田社長 チームで取組む「同友会型事業承継」

サブタイトル:型の凝らない、おのおの型事業承継

 

目次は以下の通りでなんだかわくわくする感じでした。

高田社長ならでは高田節炸裂です。


第一話 こんにゃく物語(今は昔の物語)
第二話 感性教える、未完成先生たち?
第三話 らくして儲かる、美味しい話
第四話 売ってナンボからの脱却
第五話 血と汗と涙の物語
第六話 各々型から選んだ「同友会型」
第七話 イタリア自動車紀行

高田社長のお話を聞いて、私が深くささった言葉を列挙します。
・人を大切にしないといけない
 →人生経験の長い人をうまく使う
・友情を大切にする
・セミナーなどは大体が大企業向けになっている
 →零細企業としては身近な話ではない→同友会はピッタリである
・価格競争→付加価値競争へ事業シフト
・先輩からどうせ泳ぐなら洗足池ではなく、太平洋の真ん中を目指せ(仕事の話ね)
・仕事は一歩前へ、何でも負けたら×、うまくほめて育てる(特別扱いはしない)、中小企業はシンデレラストーリーの可能性もあるが夢をもたせると誤解する、
・同友会のいいところ→歴代支部長がバックアップする→社長交代しても3年間バックアップするつもり
・管理職はチームで評価、社員は個人を表彰するようにしている
・イタリアのF社の工場見学で驚いたのは8:00~17:00が勤務時間帯であるが、ものすごく勤勉で6時~7時前から出社したのがすごい

グループ討論において私のグループでは以下の教訓が出てきました。
(テーマは社員の人間力育成方法)
・社長は反面教師になる
・部下にまかせる姿勢→わざと強みだけでなく弱みを見せてまかせてほしいへ誘導する
・失敗も若い時に経験させる
・一歩先を進む
・継承候補者は複数もつ→自社ならではのノウハウを継がせたい
・いい会社は買ってくれる→今いい会社にしているかが肝
・健全な借金は通過
・人や技術に投資する

 

品川支部 広報委員 滝口政行

支部長のご挨拶からです。

こんなに大勢の方が参加されています。

どうどうとした高田社長のお話です。

終了後はほぼ全員で品川一ステーキのおいしいB&Mへ

2017年

6月

29日

2017年6月例会「女性の目線で、求められているけど意外とないモノ・サービス」

中央区支部 行本憲治

 

ウーマンズビジネスグランプリ2017in 品川 受賞者発表

女性目線で、求められているけど意外とないモノ・サービス『あったらいいな』をつくる

 

奥井のぞみ氏

1.Profile

国立音楽大学、フアゴットのフリー奏者として活動後、子供の介護、子育てをきっかけに、普通の子供服が着ることが難しい病児服の製造販売を行っている。2015.2palette ibuを起業。第7回ビジネス創造コンテスト特別賞・奨励賞、ウーマンズビジネスグランプリ2017in 品川グランプリ、立正大学経営学部賞・オーディエンス賞受賞

 

2.想いと実践

・自分は宮崎県川南町出身、2010年、実家の両親に初孫を抱かしてあげたい里帰出産。

折悪しく口蹄疫が発生、実家の牛がダメになってしまった。出産のほうは長男が重度の障害、生命が危ぶまれるほどだった。何とか持ち直したものの、重度障害の状態。病院にある肌着を着せ替えるのたいへん、動かせない、小さな子の手が捻じれてしまう。何かほかにしてやれないのだろうか、探したけど、着せ替えできる肌着がどこにもない。自分でこの子にできること、自分の手で作ってみた。それを見て病院のお医者さんと看護師さんが喜んでくれた、誉めてくれた。

 

・子供の厳しい状況が続く、これからどうしようか?仕事もしなくては。そうだ病気の子供のための洋服は作れる。個人事業主として開業したが、ビジネスのやり方も知らない、デザインも知らない、必要にせまられた子供用のハンドメイド市場、病児服と名付けた。一つのパターンはある程度のロットで作り、あとは基本的にはハンドメイドにした。大手のメーカーが作れていない、同じ悩みを持っている親たちのために知ってもらい、広めようとした。特許等で囲い込むことは考えない、この病児服を知って、喜んでくれる人がいればそれが嬉しい。その思いで開業したところ多くの共感者がそれぞれのできることでボランティア的に助けてくれた。料金を請求してこない。この協力者の想い、絆を胸に、まずは、病児服を全国のこども病院のコンビニ等に置いていきたい。

 

3.感想メモ(中央区支部 運営委員 行本憲治)

・自分にも子供がいる。奥井さんの子供さんの重度障害の状況を聞いて胸が痛んだ。子供のためにできることから始め、それを同じ悩みを持っている人々に、伝え、その解決策としての病児服の提案をし、この広がりを作るために行動を起こした。これは社会に価値を提供するソーシャルな動き、これが持続できるビジネスになることを目指している。

・身内に起こった出来事から、思いを外に広げている、東京パラリンピックの年に同じような状況で悩んでいる親子が楽しめる時代を作ること、夢を大きく拡大しながら、それを具体的に実現できる仕組みと、社会からの共感を得る、協力者を巻き込む渦になる。自分のニッチ(自分だからできること、それが社会の共感を得られる価値を生むこと)を見つけて、その推進に立ち向かっている。素晴らしい、何か応援したくなる。

 

康 瑛琴 氏 (株)Craftie代表

1.Profile

アクセンチュアを経て、楽天のシンガポール法人のグローバルマーケティング部で働く。20164月にCraftie(アート・ものづくりでつながった温かいコミュニティを日本の各地につくっていく、という思い)を創業。会社を立ち上げた理由。もともと美術部でものづくりやアートに関心があり、自身でもワークショップを見つけるのに課題を感じていた。ワークショップ情報を見つけても日程が過ぎていることもあり、旅行やグルメであるような情報サイトを立ち上げようと考えた。ハンドメイド作品のC2Cマーケットが増えてきてユーザーはハンドメイド作品に慣れ親しんできている状況もあり、ブルーオーシャン市場があると確信した。人と人の距離が近い豊かな地域社会を作ることを目標にしている。

 

CCCグループT-SITE賞受賞

 

2.事業内容

・ワークショップの情報を集めるために、各種ハンドメイドアーティストの参加を募り、交流会を通して、趣旨を理解してもらう。基本的にはCtoCだがカルチャースクール等も参加し、いつ、どこで、どんな内容のワークショップがあるのかを告知している。参加申し込みは無料でCraftieのサイトから申し込み、現地で参加料を支払う仕組み。

・基本的にはHPで運営し、社員は自分ともう一人でやっている。このサイトに興味を持つ資金の出し手もいる。ユーザー―登録、ワークショップ登録、教室登録は現在は無料。

 

・各種教室は、今のところ首都圏中心だが、徐々に広がりを期待している。手芸、工芸、絵画、木工、陶芸、手織り、アクセサリー、フラワー、電子工作、DIY、フードクラフトなどのアート・ものづくりに関連するレッスン、ワークショップを載せることができる。

 

3.感想メモ(中央区支部 運営委員 行本憲治)

・企業化など考えたことがなかったという康さん、アーチスト感覚のある自分が不都合と感じた不便解消のために起業した。過去の仕事の経歴から、そのあたりの嗅覚が育ってきているためではないだろうか?十分な市場調査をして、宅外でのハンドメイドワークショップの情報と個人のニーズを結びつけるサイトを構築し、それを広げていくマーケッテング活動をしている。たくましいね。

・近頃、コンサルティング会社から独立起業している女性が増えてきている。記憶にあるのは気仙沼ニッティングの御手洗 瑞子さんの想い、震災後の土地で主婦ができる仕事をモチーフにオーダーメードニットセーター、一着当たりの値段は10万円前後だが時間をかけて作り手と買い手が交流しながら想いでつないでいく、女性ならではの生活感と細やかな気遣い。優しくしなやかな想い。女性の活躍社会の分野が広がっている。同友会の女性部、創業経営者、事業承継者、起業家、様々だが活気あるコミュニティーを形成、伸長させている。

 

 

 

 

 

2017年

6月

05日

2017年5月例会 「社員が動いた! どうやって?~誰にでも実践できる意外に簡単な仕掛け~

コトブキホームセンターの林と申します。弊社は昭和57年設立、東急目黒線の西小山駅を中心に、不動産仲介業・管理業を営んでおります。また、関連会社に建築会社があります。

橋本社長はいつもにこにおしておられるなと思っておりましたが、震災に起因する業界・自社の危機を経験し、その上で体得されたものなのだということがわかり深く感銘いたしました。

また、橋本社長の相手を思い遣る心の深さに心を打たれました。経営理念の「想いを包み、未来を創造するパートナーを目指します」というのも相手を深く思い遣る橋本社長の思いがにじみ出ているように感じますし、壁新聞やビンゴ、あみだくじにしても、Iメッセージを大切にすることにしても「相手ならどう思うか」を実践される中でつくりこんでこられたものなのだと思います。

今回のサブタイトル「誰にでもできる意外に簡単な仕掛け」にあるとおり、お示しいただいた仕掛けはたしかに「誰にでもできる」ように思いますが、橋本社長のように相手を思いやりつつ何度も自己修正を重ね、社員が全社的な理念や目標を共有する中でこそ出来るものだと思います。一朝一夕にできるものだとは思いませんが、わたしも橋本社長のように実践できるように自己研鑽しなければと身が引き締まりました。

 橋本社長、貴重なご報告を有難うございました。

2017年

3月

30日

3月例会 「障害は特性・可能性は無限大」~障害者の立場から障害者雇用を考える~

 今例会の報告者は、全盲の弁護士さんは日本に3人しかいないが、その3番目に弁護士になった、豊島支部会員の大胡田誠さんである。現在40歳、弁護士歴は10年。先天性緑内障で12歳で失明、筑波大付属盲学校の中高等部を経て慶応義塾大学法学部、同法科大学院に進み、8年に及ぶ苦学の末に司法試験に合格し現在に至る。

 健常者でも超難関の試験に、苦悩と挫折の中でも挑み続けられた心の強さに敬服するばかりだが、そんな大胡田さんをつくった家庭や周りの環境はどんなだったのだろうと、彼の一挙手一投足に釘づけになった。

 前を向き、笑顔で丁寧にかみしめるように一語いちごじっくり話される。小さいころからハンデを負って孤独な闘いを乗りこえてこられた方の、明るさ、オーラ、引力、惹きがスゴイ!目が見えない分、脳と心、感性はどれほど磨かれ強くなるのだろう。お母さまからは、自立して生きてゆけるように特別扱いせずに育てられたというが、彼の「助けられ上手になる努力をする」「ずっと助けられてきた自分も、弁護士になれば人の役に立つことができる」の言葉はずんと響いた。

 常にその人の目を見て「人と人は鏡映し。自分が相手を好きになろう、理解しようすれば、関係はできる」と、自称「町弁」として、日々人の気持ちに寄り添っている。しかし、見えないところをカバーしてくれる多くの人の助けや配慮を得ながらでしか、仕事は遂行できない。だが、クライアントも理解してもらおうとたくさん話す。すんなりとはいかない分、お互いがわかり合おうと努力するから、結局関係ができてくる、と深く納得した。

 ワンタッチで伸びる杖、データを読み上げるソフト、色を教えてくれる道具、時を教えてくれる腕時計、携帯必須の7つ道具も紹介してくれた。ご家族は、全盲で声楽家の奥さまと二人の小さなお子様。夫婦は自ずと会話が多く、義母やたくさんの友人が出入りし、皆が子育てをしてくれているという。子供たちは、きっと大勢の大人の中で豊かに育つのだろうと感じた。

 西欧と違い、障害者に対しての心のバリアの高い日本で、大胡田さんは、「もっと障害者を知ってほしい、企業は雇用をすることで知ってもらいたい、もっといえば、障害者だけじゃない、世の中の外国人、妊婦、高齢者、LGBT等、多様性をもっと受け入れてほしい」と強く語る。多様性は特性、多様性があるからこそ、クリエィティブになる、なるほどとうなずかされた。                   広報委員 倉本小百合 

大胡田さん近景

じっくり語るお話に

皆聞き入りました。

G討議のテーマは、「自社で障害者雇用をどうすすめるか?」

大胡田さんが質問に答えてくれました。

大胡田さんの、まっすぐ見てくれる目がキラキラ、自然のこちらの心も開きます。

新会員の(有)商陽社 服部正さんから、ご感想をいただきました。ありがとうございました。

5月より品川支部に入会させていただきました有限会社 商陽社の服部正です。

当社は、中小企業経営者様のビジョンの実現をサポートさせていただくため以下の3つを柱にしております。①損保管理職として1億円プレーヤーを育てた営業プロセスで売上アップに貢献、②会社を取り巻く5つのリスク対策、③会社の価値を高める財務アドバイスです。とはいえ、当社も役職員4名の超零細企業ですので、もう一度経営理念から学びたいということでこのたび入会させていただきました。先輩経営者から貪欲に学んでいきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

3月例会の感想

 「対話こそ共生社会を開くカギ」

まず驚いたのは、佐藤・鈴木姓は全国で200万人、高橋・田中姓は、150万人

日本の障害者人口は800万人ということです。しかし、日本において障害者は様々な生活の場面において、物理的なバリアや心のバリアに阻まれて、地域の中で自立した生活を営むことができないままです。そんな中でも大胡田さんは、町弁として依頼者との信頼関係を築き大活躍されております。目の見えない弁護士でも信頼してもらうため、次のような考え方で人と接しておられます。「相手がなかなか心を開いてくれないと感じるときは、たいてい自分が力んでいたり、変に構えていたりするものだ。それが相手に伝わる。だから人から理解してもらいたければ、まずは自分が相手を理解することだ。信頼して欲しければ、まずは信頼する。好かれたいのならば、好きになることだ」人間の関係は鏡写しと同じだということです。これは口で言うことは容易いけれど、日々実行することは難しことだと思います。また幼少時からお母様から「迷った時には、自分の心が温かい方を選びなさい」という教えを守ってこられたということです。

そして最後に「相手のことを考えてみる、たくさんの人のことを思ってください」という言葉が印象に残りました。私も自分ができることからまずは1つずつ実行していきたいと思います。 

 

              有限会社 商陽社 服部正 https://fphattori.jimdo.com

当日ご参加の皆さまからのアンケートです。他の方がどんなことを感じたのか内容のみご覧いただけます。。
20170323 例会アンケート.pdf
PDFファイル 2.3 MB